2022年度(令和4年度)AAI Visionary Award受賞者の紹介

Umme Fawzia Rahim

Umme Fawzia Rahimさんは、静岡大学のアジアブリッジプログラム(ABP)の修士学生として2018年10月静岡大学大学院総合科学技術研究科情報学専攻入学され、2020年9月に同専攻を卒業、2020年10月に静岡大学創造科学技術大学院自然科学系教育部情報科学専攻博士後期課程に入学されました。

彼女はこれまでに、ハウス栽培トマトやイチゴの花の検出や熟度を判別するAI技術、少ない教師データに対しドメインルールに従って合成画像を生成する技術だけでなく、屋外で栽培されるワインブドウの多数の小さな花を高精度にカウンティングするAIの研究開発に成功しました.ヤマハ発動機との共同研究にも主体的に取り組み、博士課程で進めている学術研究活動の成果は、著名な国際ジャーナルComputers and Electronics in Agriculture(Impact Factor: 5.565、Q1、Acceptance Rate: 18%)へ採択されました(プレスリリース済)。国際会議3rd Asia Digital Image Processing Conference (ADIP 2021) においては、Best Presentation of Session3を受賞し、2022年度 静岡大学 創造科学技術大学院長賞も受賞しています。

以上のように、Rahimさんは植物の花や果実の高精度検出やカウンティング、トラッキングといった画像処理・人工知能分野において先進的・独創的な研究の開拓が期待できる人物です。